いまやLINEなどのメッセージアプリを使ったやりとりが当たり前になりました。
でも親御さんがガラケーのまま、あるいはまだ携帯を持っていないとなると、ちょっと不便に感じることも多いはずです。
例えば――
- お孫さんの写真をすぐに送ってあげたいとき
- 待ち合わせ場所の地図を共有したいとき
スマホ同士なら簡単にできることも、ガラケーだと手間がかかってしまいますよね。
「そろそろ親にもスマホを持ってほしいな」と思っていても、
- 操作方法を1から教えるのは手間がかかりそう
- 年金暮らしで高いスマホ代は負担になりそう
…といった不安から、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
でも実は、いまは月額600円から持てるスマホもあるんです。
この記事では、シニアのスマホデビューをサポートする情報をまとめました。
- シニアにおすすめの機種
- サポート体制が整った携帯会社
- 月額料金を安く抑える方法
ここまで読めば「この携帯会社で、このスマホなら安心して使えそう!」と納得できるはずです。
シニアにもスマホがおすすめな理由
「長年ガラケーを使ってきたし、このままでもいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
でも、スマホに切り替えることで得られるメリットはたくさんあります。
- 見守りサービスで安否確認ができる
- 格安SIMを使えば、ガラケー以上に料金を抑えられる
- 動画・地図・天気・検索など、できることが圧倒的に増える
例えば、離れて暮らす親御さんがいる場合、突然連絡が取れなくなると心配ですよね。スマホなら「見守りサービス」を活用して居場所を確認することもできます。
さらに料金面でも、ガラケーより安くなるケースが少なくありません。
ドコモのケータイプランは100MBで月額1,507円ですが、格安SIMのLINEMOなら音声通話付きで月額990円から。データ容量が増えても10GBで2,090円に収まります。
加えて、スマホは動画アプリや地図、ニュースや天気予報など、日常を便利にする機能が盛りだくさん。高齢だからといってガラケーにこだわる必要はなく、スマホを活用したほうが生活の幅が広がります。なし、スマホを活用しましょう。
シニア層のスマホデビューで心配な事とは?
まずはシニアのスマホデビューで不安な要素を洗い出してみましょう。
スマホデビューを躊躇してしまう主な理由は以下の2つかと思います。
- 毎月のスマホ料金が高い
- 操作できるか不安(教えるのは手間)
言い換えると、この2つの不安要素を払拭できるスマホや携帯会社があれば、親御さんのスマホデビューは難なく出来てしまうはずです。
高額になりがちな月額料金は格安SIMで解決
まずは、月々のスマホ料金に関してです。
確かに大手キャリアでスマホを契約すると毎月6,000円~、機種や契約プランによっては10,000円程度かかってしまいます。
毎月1万円近くの出費はかなりの痛手ですよね。
特に年金暮らしをしている親御さんにとっては毎月の固定費が6,000〜10,000円増えるのは大きな負担です。
「格安SIM」と聞くと「安かろう悪かろう」のイメージから不安に思う方もいると思いますが、格安SIMはもともとシニア層に支持を得て、その後幅広い世代に向けたサービスを展開するようになったのです。
シニア層にぴったりの料金プランが豊富にありますし、提供しているサービスも大手キャリアに引けを足らないところばかりです。
本体の分割代金込みでも毎月3,000円以内でスマホを持つことができます。
端末代は格安SIMでセット購入したり、家電量販店で本体のみを買えたりする「SIMフリースマホ」を選べば本体価格2~3万円台程度で問題なく使える機種も多く、場合によっては通信量と端末代を合わせて月額1,000円以下に収まることも珍しくありません。
現在大手キャリアのガラケーを使っている方は、今とほぼ変わらない金額でスマホが持てる可能性が高く、「スマホに切り替えたら月額料金が安くなった。」というのもよくある話です。
「スマホにするとお金がかかる」と心配している方は、格安SIMでスマホを契約することによって問題を解決できますよ。
スマホ操作の不安は携帯会社のサポートで解決
スマホに変えると操作が不安という方は非常に多いです。
「ガラケーもきちんと使えていないのに、スマホにして大丈夫だろうか」
「自分が手取り足取り操作方法を教えないといけなくなったら正直手間だな」
確かにスマホは操作方法に慣れるのに多少時間がかかりますが、ご自身がスマホを初めて持った時のことを思い出してみてください。
画面の触れ方から、文字入力の仕方まで。一連の操作方法を覚えるにはそれなりの時間がかかりましたよね。
それがご年配の方となると、あなたが想像している以上に時間がかかることもあるでしょう。
しかし、幸運にもiPhoneもAndroidも一度操作を覚えてしまえば、後々機種変更をしても操作方法はほとんど変わりません。一度基本操作を覚えてしまえば、あとは直感的な操作ができるようになるものです。
また、格安SIM会社のなかにはスマホ操作のサポート体制が充実しているところもあります。
詳細は後述しますが、サポート体制が整っている格安SIMを利用すれば、あなたが親御さんに操作方法を1から10まで教える必要は無くなりますね。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線の中からは繋がりやすいものを選べばOK
携帯キャリアには主にドコモ、au、ソフトバンクといった種類があり、格安SIMでもこれらのうちいずれか、または全てが使われています。
今までガラケーを使っていて電波の繋がりやすさなどに問題なかった場合は、基本的に同じ回線を使っている会社と契約するのがおすすめです。
電波に不満を感じていた場合は周りの家族や近くに住んでいる友人・知人などにも話を聞きつつ繋がりやすいと考えられる回線のサービスを契約しましょう。
シニアスマホデビューにオススメの携帯会社
ここからはシニアスマホデビューにおすすめの携帯会社の特徴を紹介していきます。
それぞれ特徴が異なるため、使い方や状況にあわせて選ぶと良いでしょう。
【ワイモバイル】60歳以上は国内通話し放題プランが割引になる

まずご紹介するのはワイモバイルです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、料金は抑えつつも大手キャリアに近いレベルのサービスを提供している格安SIMですね。
中でもポイントは
- かんたんスマホやiPhoneの取り扱いがある
- 60歳以上の場合、かけ放題の「スーパーだれとでも定額+」が1,100円割引
- ショップでもサポートを受けられる
の3つです。
格安SIMでは完全かけ放題は提供されていないことが多く、ワイモバイルでは提供されていることだけでも魅力的なのですが、、なんとワイモバイルの場合、60歳以上であれば通常月額1,980円の利用料が880円になる特典がついてきます。
スマホへの切り替え後も主な連絡手段は「電話」という方は多いのではないでしょうか?
実は格安SIMの場合、電話を頻繁に利用すると月額料金が高くなってしまうことがあるんです。
基本プランにかけ放題が付随していないケースが多く、どうしても通話料がかさんでしまうんですね。
しかし、ワイモバイルならオプション申込みで「かけ放題」が契約できて安心。スマホはもちろん固定電話との通話も24時間定額です。
格安SIMだとかけ放題を適用させるために専用アプリのインストールが必要なケースもありますが、ワイモバイルならアプリも不要・スマホに最初から入っている通話アプリでかけ放題をしっかり適用できますよ。
店舗も全国に展開されているため、何かあった時のサポートも安心できますね。
ワイモバイルはこんな方におすすめ
- 電話を頻繁に利用する方
- シンプルな操作でわかりやすいスマホをお探しの方
- わからないことをお店で相談できる環境が欲しい方
【トーンモバイル】月額1,100円でシンプル

トーンモバイルは月額1,100円の格安SIMで、自分で入手したiPhoneかドコモオンラインショップで購入可能なAndroidスマホで利用できます。
ドコモオンラインショップでは2~4万円程度の安価な機種も販売されているので、気軽にスマホの利用を始められるのが嬉しいですね。
トーンモバイルは基本的に通信が使い放題ですが、動画を見るときなど速度が求められる場面では専用のチケット(1GB330円)を購入するかWi-Fi接続が必要となっています。
シニア向けに、他社からの乗り換え+通信量が300MBだった月は1年間基本料金が無料になるキャンペーンも開催されていますよ。
セット購入可能なトーンモバイル専用のAndroid端末なら調子が悪い時も端末の箱に置けば問題をチェック・修復する機能であったり、10大疾患の発生目安を確認できるアプリ搭載で健康に気を遣うことができたりと便利な機能が満載です。
困った時は家族がスマホやPCから遠隔操作で設定などのサポートも可能と、お年寄りのスマホデビューに安心なシステムもしっかり用意されていますよ。
月額基本料金1,100円!
【LINEMO】月額料990円から!LINEを使ってもらいたい場合はオススメ

次にご紹介するのは、LINEとソフトバンクの提携により誕生したLINEMOです。
月額990円から持てるという低料金の他、データフリーと言われる仕組みがあり、LINEアプリ利用による通信は契約しているデータ通信量に含まれないのが特徴的です。
つまり、どれだけメッセージやビデオ通話を行ってもギガが減って通信制限にかかることがありません。
| LINEMOの料金プラン概要 | ||
| LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
| 月額料金 | 990円・2,090円 | 2,970円 |
| データ容量 | 3GB・10GB | 30GB |
| 低速時速度 | 最大300kbps・ 128kbps(容量15GB超過後) | 最大1Mbps・ 128kbps(容量45GB超過後) |
| 通話料 | 22円/30秒 | |
| データ繰り越し | × | |
| 5G対応 | ◯ | |
※LINEMOベストプランVは5分かけ放題付き
※表は右にスクロールできます
料金プランはデータ容量が3GB~10GBと20GB~30GB+5分かけ放題の2種類がありますが、どちらを選択してもLINE機能に関するデータ量は消費されません。
そのため、親御さんに
「LINEが使えるようにスマホにして欲しい」
「LINE機能(トーク、通話)さえ使えればいい」
という方にはLINEMOがぴったりでしょう。とくにLINEMOベストプランはおすすめです。
定額通話に関してはオプションで追加可能です。
注意点はサポートがチャット中心ということです。お店でわからないことを相談したい場合はワイモバイルや、続いて紹介するUQモバイルをおすすめします。
また、端末のセット購入はできないので、使う機種は自分で用意する必要があることにもご注意ください。
他社から乗り換えで最大12,000円相当!
【UQモバイル】60歳以上通話割ならメールのオプション料がずっと0円

続いてご紹介するのはUQモバイルです。
auのサブブランドであるため、「ブランド力がある携帯会社の方が安心。」という方に向いていますよ。
実店舗を全国に構えているため、何か困った時にお店に駆けこめるのもポイントですね。
料金プランはワイモバイルと同じ価格帯、LINEMOに比べると多少高くなりますが、割引を適用させると5GB最安1,628円など十分安価な金額設定です。
| ワイモバイル料金プラン シンプル3概要 | |||
| S | M | L | |
| 月額料金 | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円 |
| 各種割引適用後料金 (契約翌月以降) | 858円 | 1,958円 | 3,058円 |
| データ容量 | 5GB | 30GB | 35GB |
| 低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
| 通話料 | 22円/30秒 | ||
| データ繰り越し | ◯ | ||
| 5G対応 | ◯ | ||
※割引金額は「おうち割 光セット(A)」「PayPayカード(ゴールド)割」両方適用時の価格です
※表は右にスクロールできます
そして、60歳以上なら「60歳以上通話割」が適用出来て、24時間電話かけ放題のオプションを月880円でつけられます。

その他にはキャリアメールが無料で使えるようになるのもお得なポイントです。
CMや交通広告を大々的に打ち出しているUQモバイルは知名度も高いため、「初めて名前を聞いたような格安SIMに乗り換えるのは不安」という方には抵抗感なく利用できます。
iPhoneなどをセット購入できるのも嬉しいですね。かんたんスマホ(BASIO active2、BASIO active3、らくらくスマートフォンLite)の取り扱いもありますよ。
UQモバイルはこんな方におすすめ
- 実店舗を構えていてサポートをしっかり受けられる携帯会社がいい方
- かけ放題を安く使いたい方
- iPhoneやかんたんスマホをセット購入したい方
最大15,000円相当(不課税)au PAY残高還元
【イオンモバイル】全国のイオン店舗でサポートを受けられる

イオンモバイルでは月額803円~の安価なプランがあり、スマホ料金を抑えたい人に嬉しい価格設定となっています。
また、ドコモ回線とau回線のマルチキャリアに対応しているので、利用するエリアや電波状況に合わせて選ぶことができますよ。
全国のイオン200店舗以上で販売・サポートを行っており、充実したサポートも受けられるので安心です。
クーポンコード「aeonmobile2509」でSIM代金相当額割引!
【楽天モバイル】最大3,278円でデータ使い放題&かけ放題が魅力

楽天モバイルは月間のデータ通信量が3GBまでなら1,078円、20GBまでなら2,178円、それ以上は使い放題で3,278円と、使用量に応じて通信料金が変動する格安キャリアです。
| 楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
| 月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
| データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
| 通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) | ||
| 5G対応 | ◯ | ||
※表は右にスクロールできます
「Rakuten Link」というアプリから電話をかけることで、無料で国内通話がかけ放題になるのがメリットとなっています。
通信料金と通話料金の両方を抑えられるので、できるだけ安くスマホを使い始めたい方におすすめですよ。
通信品質に少し課題はあるものの、少しずつ改善されてきており人口カバー率は99.9%になりました。とはいえ、環境により速度が低下することはあるのでご注意ください。
契約期間の縛りなどはなくいつでも無料解約ができるので、どうしても使いづらいと感じたら他社へ乗り換えても問題はありません。
乗り換えで最大10,000円相当還元中!
シニアスマホデビューにおすすめの携帯会社の料金プラン比較
以上が、シニアのスマホデビューにオススメな格安SIM6社です。
それぞれの会社にはメリット・デメリットがありますので、最適なものを選んでみると良いかと思います。
ここからは、シニアのスマホデビューにオススメな携帯会社の料金プランを比較していきます。
現在格安SIMは60以上あると言われていますが、その中でもシニア層にオススメなのは前項で紹介した以下の6社です。
この6つの会社はどれも非常にオススメですが、それぞれ料金プランが異なるので、確認していきたいと思います。
| 料金プラン | 月額料金 |
| ワイモバイル | 5GB:3,058円 30GB:4,158円 35GB:5,258円 ※スーパーだれとでも定額+は割引で880円 |
| LINEMO | 3GB:990円 ※3GB超過時は10GB2,090円 30GB:2,970円 ※5分かけ放題込み |
| UQモバイル | 5GBまで:2,948円/30GB:4,048円 35GB+10分かけ放題:3,828円 ※かけ放題オプションは割引で880円 |
| イオンモバイル | 3GB:858円 ※60歳以上限定 |
| トーンモバイル | 使い放題:1,100円 |
| 楽天モバイル | 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 20GB以上使い放題:3,278円 |
シニアにおすすめの携帯会社の料金プラン比較表は上記のとおりです。
ワイモバイル・UQモバイル・イオンモバイル・トーンモバイルは、シニア向けの割引サービスや料金プランを提供しており選びやすい特徴があります。
ワイモバイル・UQモバイル・イオンモバイル・楽天モバイルは、店舗でのサポートも受けられるので、初めてスマホを使う場合はこれらの中から選ぶと良いでしょう。
シニア向けスマホの選び方は?
続いて、シニア世代がスマホを買うにあたってどのスマホを選ぶべきなのか、選び方について知っていきましょう。
8つのポイントや入れておきたい機能・アプリをご紹介します。
シニア向けスマホのチェックポイント
- 画面の見やすさ
- シンプルな操作性
- 手に収まるサイズ感
- 防水や耐衝撃性能の高さ
- 不要なオプションをつけていないか
- 店舗で実機に触れてみる
- 近所にキャリア店舗があるか
- 端末保証があると安心
まずは、機種そのものの選び方のポイントを見てみましょう。
画面の見やすさ
画面の見やすさは必ず使用する本人がチェックしましょう。
ガラケーと比べるとスマホは画面が広いので基本的には多くの機種が見やすいと感じられるでしょう。
しかし、画面の明るさや文字サイズ(フォント)の見やすさは人それぞれです。
シニア向けに作られているスマホには見やすさを簡単に調整できる機能がついたものもありますよ。
シンプルな操作性の機種がおすすめ
ガラケーからスマホに変えるときにどうしても心配になるのは、今まで慣れていた操作の仕方が変わってしまうことでしょう。
そのため、シニア向けのスマホを選ぶ際は、操作性がシンプルでなものが良いでしょう。
ちなみに、「絶対にらくらくホン系を選ばなくてはいけない」と考える必要ありません。
というのも、かんたんスマホは普通のスマホと操作が異なっているケースも多いんですよね。
他の家族にかんたんスマホの操作などについて相談しても、わからず解決できない…という問題が発生してしまう可能性があります。
家族と同居していて教えてもらえる環境であれば、iPhoneやAndroidなど、家族が使っている機種を選ぶのもおすすめですよ。
手に収まるサイズ感
スマホと一口に行っても両手で持たなければいけないほど大きなものから、片手に収まるミニサイズのものまで様々です。
画面の見やすさはしっかり意識しながらも、なるべく片手に収まるコンパクトなものが良いでしょう。
店舗で実機に触れてみる
家電量販店やケータイショップにはデモ機が置いてあります。
購入する前に実際に自分の手で触ってみて使い心地の良いものを選びましょう。
画面の大きさや操作性は機種によって様々ですので、色々試す中でご自身に合う一台を選んでください。また、実機に触れることでスマホの重さもチェックできます。
重さは使っているうちに慣れることもありますが、力が弱い方は最初から軽めの機種を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、「シニアスマホ」を選ぶのであればAndroidをおすすめします。
Android端末は多くの会社からシニア向けのスマホが発売されています。
とはいえ、他の家族がiPhoneを使っている場合は、操作などについて相談しやすいと思うので、iPhoneを使ったほうが良いでしょう。
防水や耐衝撃性能の高さも
台所で音楽やラジオを聞きながら洗い物をしていたら水がかかってしまった、外を移動中雨に降られたなど、スマホを使っていて水がかかってしまうことはしばしばあります。
またうっかり手が滑って、本体を地面に落としてしまうこともありますよね。
トラブルに備えて、防水性能や耐衝撃性能が高いスマホを選ぶのがおすすめです。
端末が故障すると数千円~数万円といった高い修理代金がかかってしまうこともあるので、壊れにくい機種を選びたいですね。
合わせて、スマホをガードできる保護ガラスや保護ケースも用意しておくのもおすすめです。
しっかり守って、壊れるリスクを抑えましょう。
しっかり契約内容を確認する
続いて、スマホの契約に関するチェックしたいポイントを見てみましょう。
シニアのスマホで注意したい点が、シニアだけで契約を行なってしまい思いがけず月々の料金が高くなってしまうことです。
ネットを普段使わないにも関わらず、データ使用量の多い定額プランに申し込んでしまったら余計な出費をしていることになります。
電話機能を日常的に使うのであれば、定額かけ放題のオプション追加は必須。
また、普段全くネットを利用しない場合は、データ通信量が一番低い料金プランに加入すれば十分な可能性もあります。
いずれにしてもシニアだけではプランの取捨選択が難しいことも多いので、できれば家族が付き添って一緒に料金プランをチェックしておきましょう。
近所にキャリア店舗があるか
操作が分からなくなった時に相談出来る家族が近くにいない時があるかもしれません。
そんなときに助けてくれるのがキャリアショップです。
もしもの時のためにも、ご自宅の近くにキャリアショップがあるかどうか確認しておくと安心です。
UQモバイルならauショップやUQスポット、ワイモバイルならソフトバンクやY!mobileのショップでサポート対応を受けられますよ。
必要に応じて端末保証サービスを活用しよう
スマホが壊れてしまった時のために修理代金などを抑えられる保証サービスに加入しておくのもオススメです。
例えばワイモバイルでは、故障安心パックプラスという月額759円の保証サービスが提供されています。
画面割れや水濡れ等のトラブル時も、保証サービスに入っておけば安心ですよ。
あまり月々の支払いを増やしたくない場合は、しっかり保護ガラスやケースで本体を守りつつあえて保証に入らない、という手もアリです。
中古スマホは選んでも大丈夫?デメリットはない?
ゲオ、ブックオフなどの中古ショップでは中古のスマホがたくさん販売されています。
中古スマホは当然ながら新品よりも安いので、問題なければ選びたいケースもありますよね。
中古スマホの注意点は、古いためバッテリーや外装・画面などの状態が悪い場合があることです。
状態をしっかり確認して、問題ないかどうか確かめましょう。
また、3年以上前などの古いAndroid端末などではOSアップデートが終了していて、セキュリティが弱くなってしまっている場合もあります。
これから長く使う予定であればAndroidスマホは買うなら1~2年前発売のモデル、iPhoneも3~4年前程度までに発売されている機種から選ぶのがおすすめです。
そして中古スマホの場合、買ってからお店の人も見落としていた不具合などを発見するケースがあるので、できれば1ヶ月間などの保証があるお店で購入することをおすすめします。
中古スマホでは前所有者が分割払いを続けていて、途中で支払いが滞るなどした結果突然端末が使えなくなる「赤ロム」化という問題が起こる場合もあるので、赤ロム時に無料で返金・交換してくれる保証があるゲオやじゃんぱらなどの信頼性が高いお店で買うのも合わせておすすめします。
シニアのスマホデビューでよくある質問
最後にシニアスマホデビューに関して、多くの方が疑問に思う項目をいくつかご紹介していきたいと思います。
- iPhoneにすべき?Androidにすべき?
- 何歳以上だとスマホデビューは遅すぎる?
- LINEはちゃんと使える?
- シニア向けのスマホ教室などはある?
- シニアスマホを通話のみに利用したいけれどかけ放題などのプランはある?
シニアスマホデビューはiPhoneにすべき?Androidにすべき?
iPhoneとAndroidはどちらもスマホデビューに最適だと思います。
iPhone
・機種を変えても、操作方法が全く変わらない
・iPhoneユーザーが多い
・値段が高い
・一度iPhoneにすると、iPhone以外は使えなくなる
Android
・値段が安い
・メーカーが豊富
・操作方法が機種ごとに若干異なる
上記をご覧いただくと分かるように、もちろんどちらにも、メリットデメリットがあり、一概に「こっちがいい。」とは言い難いです。
しかし、どちらを持つかの判断基準はご自身がiPhoneとAndroidどちらを持っているか、周りの方がiPhone、Androidどちらを持っている人が多いかの2つを考慮すると良いでしょう。
どんなにサポート体制ばっちりの携帯会社を選んだとしても、親御さんがあなたにスマホの操作を聞いてくる機会は必ずあるはずです。
そんな時にご自身がiPhoneを使っていれば、親御さんもiPhoneの方が教えやすいですし、AndroidであればAndroidの方が教えやすいですよね。
また、親御さんの周囲の方にiPhoneユーザーが多いか、Androidユーザーが多いかも決め手になるかと思います。
周囲の人が持っているスマホの方が、親御さんも安心しますし、何か困った時には同じ機種を持つお友だとに聞けるというのも大きなメリットですよね。
スマホデビューは何歳以上だと遅すぎる?
結論から言うと、スマホデビューには早いも遅いもありません。
デビューする方がスマホを使いたいと思っているのであれば、何歳であっても遅すぎることは決してないでしょう。
スマホデビューを決めた理由は様々でしたが、どの方もスマホデビューをポジティブに捉えていましたし、一度覚えてしまえば難なくスマホを使いこなしていた方ばかりです。
ですから、「もう60歳だから」「70超えたのにスマホだなんて」と不安に思う必要はありません。
「スマホでこんなことがしたい」「スマホでこれができれば便利だろうな」という思いが親御さんにあれば、スマホデビューに遅すぎると言うことはありません。
シニア向けのスマホ教室などはある?
シニア向けのスマホ教室は4大キャリアが独自に開催しているものをはじめ、地域のパソコン教室などもあります。
特に4大キャリアについては自社の店舗などで無料で教室を開催しているので、通いやすくシニア世代の方は安心してスマホを契約することができると思います。
下記、4大キャリアのシニア向けスマホ講座について表でご紹介します。
| キャリア | シニア向けスマホ教室概要 |
| ドコモ | 全国のドコモショップ/d gardenで開催 店舗により開催スケジュールが異なる ドコモの回線契約がない方でも受講可能、参加費無料、事前予約制 |
| au | 全国のau Style/auショップの店舗で開催 店舗により開催スケジュールが異なる auの回線契約がない方でも受講可能、参加費無料、事前予約制 |
| ソフトバンク | 【全国展開型】 スマホアドバイザー在籍店舗にて開催 事前予約制・無料・ソフトバンク以外の方もOK 【地域連携型】 全国の地域と連携して、公共施設などで開催 次回講座未定 |
| 楽天モバイル | 全国の店舗にて開催 店舗により開催スケジュールは異なる オンライン教室も開催 録画型・ライブ型の2種類 |
シニアスマホを通話のみに利用したいけれどかけ放題などのプランはある?
結論:4大キャリアはじめ、格安スマホ各社ではシニア世代向けにかけ放題のプラン・オプションが用意されています。
提供している会社によって、かけ放題であったり、5分間無料であったり、プランに割引がついたりなど様々でしたので、通話のみの利用も可能です。
以下ではおすすめの6社を下記でご紹介しますね。
| キャリア | プラン | シニア世代(60代以上)の通話料 |
| ドコモ | はじめてスマホプラン | 5分以内の通話がかけ放題 |
| au | スマホスタートプラン | 5分以内の通話がかけ放題 |
| ソフトバンク | スマホデビュープラン+ | 5分以内の通話がかけ放題 |
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン | Rakuten Linkを使用した通話がかけ放題 |
| UQモバイル | ・コミコミプランバリュー ・トクトクプラン2 | かけ放題プランが割引に |
| ワイモバイル | シンプル3 S/M/L | かけ放題プランが割引に |
まとめ:シニアのスマホデビューは大手の格安SIMキャリアがおすすめ
今回は、シニアスマホデビューの不安要素や疑問の解消、オススメ携帯会社や端末についてもご紹介しました。
スマホデビューはとても不安ですよね。
特にシニアとなると、料金の他に本体の操作方法など不安要素がたくさんあり、なかなかデビューに踏み切れないのも当然のことかと思います。
しかし、スマホに切り替えた方がガラケーよりも安く使えるかもしれませんし、操作性の問題はキャリアショップがサポートしてくれます。
「LINEを使ってみたい」
「カメラでもっときれいな写真を撮って家族に共有したい」
「ビデオ通話をしたい」
など、ちょっとでもスマホの機能に興味がある方は、ぜひ格安SIMの利用を検討してみてください。
いずれにしても、今回ご紹介した6社ならシニアスマホデビューにも安心なことは間違いありません。

